吊り形の業務用エアコンの特徴

業務用エアコンには様々なタイプがありますが、中でも人気のタイプのひとつが吊り形タイプのものになります。天井から室内機を吊り下げた形で、設置することのできるのが特徴です。吊り形の業務用エアコンは壁や天井に大きな穴を開ける必要がない上、壁などにスペースを取らずに運転音も静かですので、オフィスや店舗で活用するのに向いています。部屋の奥にまで風を送ることができるようになっていることから、細長い形をした部屋にも活用できます。

天井が高くても足元まで風を届けられるという馬力もあるというのも便利です。吊り形の業務用エアコンは設置場所を選ばないことから、インテリアの雰囲気を壊さないという点も人気がある理由となっています。一般的な相場としては、1.5馬力で約70～80万円、3馬力で約95～100万円、6馬力で約140～160万円程度です。予算や利用する空間の広さなどに考慮した上で選んでいきます。

設置方法は埋め込みタイプなどと比べて簡単です。吊るためのボルトと配管用の穴を開けて、ボルトを固定して室内機を引っ掛けてネジで留めます。ドレン配管と冷媒配管を室外機と接続して、電気工事を行なって吸い込みグリルを固定するという流れになっていて、比較的工事が簡単なため工事費も安いことが多いとされています。追加工事が発生しにくいですが、室外機を設置する場所によっては配管やホースの長さが足りないときなどには追加工事が必要ですので、室外機の設置場所には注意します。